日々つれづれ小学校教員

教室や日々の生活で感じることを書いています。 

始まりと思春期。

今日は始業式でした。何度経験しても学期はじめは独特の緊張があります。

子どもたちはどうなんだろう?

全員そろっていて何よりでした。声と笑顔がもどってきました。

今日はなんだかゆるい感じでした。旅行明けの次の日のような。

いつまでもゆるい感じではいけないね。二学期は勝負の学期。

明日から新しいことを始めます。しっかり学べる空間を作らねば!

 

今日は放課後卒業生が何人か訪ねに来てくれました。こういうのはうれしいもんですが、今日は悩みを聞いていました。

思春期は大変だ。こっちが些細なことだと思ってることがとても大きなことととらえている。今日で言えば登下校にいっしょに帰るか帰らないかのすれちがいでした。

今日話を聞いていて思ったけれど、

こういう時に「そんなことで悩んでんの?」とか「そんなこと悩むことちゃう」とか言っちゃいがち。

励ますつもりで。前を向かすつもりで。

でもそれはこっちが似たようなことを経験して乗り越えているからであって、

その子からしたら今目の前に起こっているのが現実。

それ以上でもそれ以下でもない。

こんな時こそ「聞く」って大事やなあと改めて思いました。

だから余計な口をはさまないようにしました。

大人の目線ってこの年頃にとっては時に、と言うかいつも余計なものだったりするんでしょうね。自分たちもそうだったはずなのに忘れちゃうんだなあ。

 

上手く乗り越えてほしいな。それがいつかプラスになってほしいな。

それも余計なんだろうなあ。見守りながら応援します。

 

帰り道には土手で花火をしている幼稚園くらいの家族グループを見かけました。

6時半頃にはずいぶんうすぐらくなってきました。

夏の終わりを少しずつ感じた時間でした。