日々つれづれ小学校教員

教室や日々の生活で感じることを書いています。 

80ではちてん

ブログの名前は難しいです。
こういうものは迷ってしまうのは昔から。

たとえばドラクエでも主人公の名前はいつも迷います。
鳥山明先生のデザインにふさわしい名前はなんやろかとあれやこれやと模索してしまいます。
結局決めた名前がしっくりこなくて途中でまた最初からやり直したりもします。
本名で行けばいいのに~とも思うんだけどが、なんかちがうんよなあ~。こんな間の抜けた僕が勇者を名乗り、ちやほやされるのが気恥ずかしいのです。でへへと照れる自分もどうなんよ。(世の中には「ああああ」という名前で始める人がいると知って衝撃でした。なっなんて思い入れのない名前だ。)

 

で、今回のブログにあたって名前を決めるのも迷いました。
う~んしっくりくるのがこないと頭をひねっている内に出てきたのが「80」でした。

なんじゃそりゃ?
でも分かる人が見たらすぐにぴんとくる名前です。


これはウルトラマンの名前です。
ウルトラマン80」。80は「エイティ」と読みます。
1980年に放送されたから80(エイティ)。
なんと迷いのない付け方でしょう。名前に数字をもってくるところがいさぎよくてスタッフに拍手をしてしまいます。

実は僕はウルトラマンが非常に好きです。仮面ライダーも好きですが、あこがれのヒーローと言われたら最終的にはウルトラマンにたどりつきます。あの神秘性。デザイン。ほいほい変身せず最後の手段!というところもグッときます。そして巨大化した瞬間に始まる命のカウントダウン。平和を守るために戦う。でも正体はひみつ。かっこいいよなあ~。

 

そんな歴史あるウルトラマンの中で物心ついた時に最初に観たのが80でした。
当時当然ストーリーは覚えてません。かっこいいなあ~と感じながらテレビの前で鼻を垂らしながらぼーっと観ていたはずです。

 

ウルトラマンの中でも80のデザインはちょっと変わっていて、どことなく頼りない(ごめんなさい)。丸みや曲線が目立つデザインで、頭部だけ材質がちがうのか、怪獣との格闘中もよごれずテカっています(身体はよごれているのに)。それがすごい違和感を生みますが、戦い方はアクロバティックでかっこいい!何より強い!全編を通して一度も負けていないのです。そして兄弟の力を借りずに戦い続けました(一度だけ女ウルトラマンユリアンに助けてもらうが)。全てのウルトラシリーズの中で全勝したのは80だけじゃないのかな。

 

 

そんな80ですが、大人になって見返した時、非常に心にグッとくる設定がありました。

実は80は中学校の先生だったのです。これがすごい!先生である理由は制作段階でいろいろありますが、この設定は僕の心をひきつけました。(第一話のタイトルが「ウルトラマン先生」からしてこのセンスもステキだなあ~。)普段はおっちょこちょいの先生だが子どもたちや平和を守るためなら命をかける。このギャップがめちゃくちゃかっこいい(地獄先生ぬ~べ~もそうだよね)!先生ってかっこいい!って思ったし、こんな先生いいよな~と憧れまし。(余談ですが、この先生という設定はいろいろな無理があったらしく、第1クールで姿を消します。以降は地球防衛隊員に専念して、なかったことになってたりして、とても残念!でも後にウルトラマンメビウスで補完されるのでめでたしめでたし。)

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我が心のウルトラマン先生

 

 

今僕もこうして先生になりました。もちろん80だけの影響ではなく、小学校の時の恩師や大学受験、そして大学での出会い、講師時代の出会いなどがあって現在に至るわけですが。それでも頭の中には80の姿があります。子どもたちの前ではそういう人でいたいなあと思っています。

 

で、80としたのですが、「エイティ」と読むのはさすがに80に悪い(何が?)。
そこで「8(はち)」と「10(てん)」で「はちてん」とさせていただきました。

 


というとてもどうでもいい話でした。お読みいただきありがとうございました。