日々つれづれ小学校教員

教室や日々の生活で感じることを書いています。 

夏の終わりの土曜日の夜。

昨日は尊敬する先生のセミナーに参加して、教材について学んできました。

 

国語科の物語教材でしたが、授業作りから、教材解釈、視点、色彩など

多種多様なアプローチがあり、メモが追いつかないほどの情報量で大満足でした。

改めてまとめておかないと鮮度が落ちてしまいそうなので早い内にふりかえろうと

思っています。

また2学期にはこの教材で研究授業をする予定なのでとても参考になりました。

 

実際に書籍を出されている先生の実践の話は本当に学びになります。

でも話を聞いてきただけで自分もできた気になるのはやはり大きな勘違い。

「夢をかなえるゾウ」にも書いていましたが、この時点で満足してしまうケースは

とても多いように思います。

教わった技は実践してこそ力になる。練習あるのみです。

 

明日から2学期ですが、学級経営の目標ができて火がつきました。

 

ちなみに昨日は突然スマホの調子が悪くなり、最寄り駅からの道が分からなくなるところでした。肝心な時にこういった状態になることって以外に多くないですか?

初めて行く場所だったのでちょいと不安になりました。

特に僕は方向音痴なので焦りました。

 

18時からのセミナーだったので終わったのは21時半過ぎ。

帰りの電車は飲み屋帰りやイベント帰りの人が多かったです。

いろんな雰囲気があったのでちゃんぽんな車内でしたが、土曜の夜だよなあ

という感じがして面白かったです。

居酒屋行きたいなあ~。少し昔を思い出した時間でした。

 

あの頃は無軌道な充実があって楽しかったなあ。例えるなら車。どの道でもいい。

今は家族と仕事の両輪があってレールを走る電車。

それはそれで大切。それはそれで充実。

電車の中でくたびれた顔をして乗っていたくはないなあ。

 

電車の中は人それぞれの姿が見えるもの。

みんながんばってるんやろなあ~。

80ではちてん

ブログの名前は難しいです。
こういうものは迷ってしまうのは昔から。

たとえばドラクエでも主人公の名前はいつも迷います。
鳥山明先生のデザインにふさわしい名前はなんやろかとあれやこれやと模索してしまいます。
結局決めた名前がしっくりこなくて途中でまた最初からやり直したりもします。
本名で行けばいいのに~とも思うんだけどが、なんかちがうんよなあ~。こんな間の抜けた僕が勇者を名乗り、ちやほやされるのが気恥ずかしいのです。でへへと照れる自分もどうなんよ。(世の中には「ああああ」という名前で始める人がいると知って衝撃でした。なっなんて思い入れのない名前だ。)

 

で、今回のブログにあたって名前を決めるのも迷いました。
う~んしっくりくるのがこないと頭をひねっている内に出てきたのが「80」でした。

なんじゃそりゃ?
でも分かる人が見たらすぐにぴんとくる名前です。


これはウルトラマンの名前です。
ウルトラマン80」。80は「エイティ」と読みます。
1980年に放送されたから80(エイティ)。
なんと迷いのない付け方でしょう。名前に数字をもってくるところがいさぎよくてスタッフに拍手をしてしまいます。

実は僕はウルトラマンが非常に好きです。仮面ライダーも好きですが、あこがれのヒーローと言われたら最終的にはウルトラマンにたどりつきます。あの神秘性。デザイン。ほいほい変身せず最後の手段!というところもグッときます。そして巨大化した瞬間に始まる命のカウントダウン。平和を守るために戦う。でも正体はひみつ。かっこいいよなあ~。

 

そんな歴史あるウルトラマンの中で物心ついた時に最初に観たのが80でした。
当時当然ストーリーは覚えてません。かっこいいなあ~と感じながらテレビの前で鼻を垂らしながらぼーっと観ていたはずです。

 

ウルトラマンの中でも80のデザインはちょっと変わっていて、どことなく頼りない(ごめんなさい)。丸みや曲線が目立つデザインで、頭部だけ材質がちがうのか、怪獣との格闘中もよごれずテカっています(身体はよごれているのに)。それがすごい違和感を生みますが、戦い方はアクロバティックでかっこいい!何より強い!全編を通して一度も負けていないのです。そして兄弟の力を借りずに戦い続けました(一度だけ女ウルトラマンユリアンに助けてもらうが)。全てのウルトラシリーズの中で全勝したのは80だけじゃないのかな。

 

 

そんな80ですが、大人になって見返した時、非常に心にグッとくる設定がありました。

実は80は中学校の先生だったのです。これがすごい!先生である理由は制作段階でいろいろありますが、この設定は僕の心をひきつけました。(第一話のタイトルが「ウルトラマン先生」からしてこのセンスもステキだなあ~。)普段はおっちょこちょいの先生だが子どもたちや平和を守るためなら命をかける。このギャップがめちゃくちゃかっこいい(地獄先生ぬ~べ~もそうだよね)!先生ってかっこいい!って思ったし、こんな先生いいよな~と憧れまし。(余談ですが、この先生という設定はいろいろな無理があったらしく、第1クールで姿を消します。以降は地球防衛隊員に専念して、なかったことになってたりして、とても残念!でも後にウルトラマンメビウスで補完されるのでめでたしめでたし。)

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我が心のウルトラマン先生

 

 

今僕もこうして先生になりました。もちろん80だけの影響ではなく、小学校の時の恩師や大学受験、そして大学での出会い、講師時代の出会いなどがあって現在に至るわけですが。それでも頭の中には80の姿があります。子どもたちの前ではそういう人でいたいなあと思っています。

 

で、80としたのですが、「エイティ」と読むのはさすがに80に悪い(何が?)。
そこで「8(はち)」と「10(てん)」で「はちてん」とさせていただきました。

 


というとてもどうでもいい話でした。お読みいただきありがとうございました。

ほめてなんぼ。

堅苦しい内容にはしないと書いておきながら、まずは教師としての僕を語ります。

回り道をたくさんしてきたからこそ、教師としての姿勢は大切にしたいと思っています。なんでもかんでも周りに無難に合わせ、自分の特色がこれと言ってない教師にはなりたくありません。

僕が子どもたちと楽しく笑って毎日を過ごすことと、子どもたちが楽しく笑って毎日を過ごすことは視点は違えど根っこは同じです。

 

そこで日々何より大切にしていることは「ほめる」ことです。

「ほめる=認める」ことかなと思っています。
「すごいね~」と言うよりも「(具体的にがんばり・考え・行動)がすごくいいよね」と声をかけます。

 

心がけているのは「場所」と「内容」です。

思いつくまま考えてみます。

 

場所で言えば
・全体の前でほめる
・周りに聞こえるようにほめる(机間巡視→周りにさせたい時)
・人を介してほめる(周りの見方を変えたい時・以前の印象を変えたい時)
・ひっそりとほめる(信頼関係をつくる)
・通信でほめる(保護者にも伝わる)

 

内容は
・きっかけをほめる(変わったきっかけ・勇気を出した時)
・気付いていない長所をほめる(自己肯定感)
・周りに見える長所をほめる(自己肯定感)
・短所を個性として、魅力として伝える
 (その子の個性からつながる行動や視点)
・スポットを当ててほめる(目立たない行動、何気ない行動・小さなこと)
・言葉を選んでほめる(その行動を漢字で表す、難しい言葉でほめる)
→気位があがる
・挑戦をほめる(そこで失敗してもいい)
・丁寧さをほめる
・やり通したことをほめる
・変わったと自覚させる(大げさに伝えることで次の原動力に)
(かんちがいさせる)(タイミング)
・えらそうにほめない(立場上、上からではあるが目線は子どもに)
・同じ言葉でほめない
・実況中継でほめる(体育のプレーなど)
・ノートでほめる
・ユーモアでほめる(たとえはイメージがしやすい)
・拍手を率先して行う(ほめるとセットにする時も)
・遠慮せずにほめる
 (何が心に響くかわからないし、自分の基本姿勢にするならば。)
・遊びでほめる(自然体のいい動きがある)
・保護者とセットでほめる

 

考えてみると場所と内容を組み合わせるだけでも結構なパターンができます。

ほめるって楽しい!

子どもたちの笑顔も増えるし、

ほめるポイントを見逃さなかった僕もちょっとだけ自画自賛

結構いいサイクルができると思うんですよね。

そのサイクルの繰り返しで居心地のいい学級ってできるんじゃないかな。

 

 

そのためにはいつもレーダーをはってステキな行動を受信できる状態でいなければなりません。
これが難しい!

レーダーと心の状態はリンクしているので。
憂うつな時は誰にだってあるし、どうしようもない日だって起こります。

朝のちょっとしたことでずーんと来ることもありますよね。


でもそれって子どもたちには関係ないこっちの問題。
いつもレーダーが正常に作動している状態にもっていくことも求められる仕事だよなあと思います。
設備投資・維持が大変(禅を習いたい)!

 

でもそういうもんですよね。
来週からは二学期スタートです。

ブログ開設 ごあいさつ

ブログに遊びに来て下さってありがとうございます!

奈良県で小学校の教員をしている「80(はちてん)」です。

3才の息子と1才の娘に手を焼く二児の父です。

 

このブログでは

・教室で日々感じることや教師としての自分の考え、日々接する子どもたちの姿

・教育で感じること

・学校現場で感じること(よくも悪くも)

などを中心に伝えていこうと思っています。

また自分の子育てのことや、日々いろいろあるうれしいことや落ち込むことなど

色々なことをつづっていけたらいいなと思っています。

 

堅苦しい内容ではなく、

基本的には「休み時間に教室で話しているような」気楽な感じのブログにしていこうと思っています。

 

僕は教師としてはかなり回り道してきた人間です。

子どものころは勉強も苦手でしたし、バカなことをして怒られたりもしてきました。

大学からストレートに教壇に立ったわけでもなく

採用試験も合格するのに何年もかかりました。

その間講師の仕事がなく失業したり、長いトンネルから抜け出せないような気分になったことも多々あります。

採用されてからも初任から数年は現場でもたくさん失敗してきました。でもその度に学んできました。

そして教師として10年ちょっと過ぎた今(というよりもっと前から)

この回り道でしてきた経験は「子どもたちと笑いあえる教師生活をおくる」僕の武器となっています。

 

だからこそカチカチの教師の言葉ではなく

時にまじめに、時にばかばかしく、時にあきれられるような

子どもたちに授業中に話す脱線話のつもりでおつきあいいただければうれしいです。

 

どうぞよろしくお願いします。